過去のビジョンの移り変わり
ヤマガタヤ産業の想いの変遷と発展
1918 | 先代吉田重兵衛が素材生産を主として山県屋材木店を個人創業しました。郡上の山師であった先代たちは、郡上地域の良い木材を多くの人に届けるという思いを持ち、事業を拡大しました。 |
1948 | 創業から約30年たち製材工場を稼働し始めていた頃、山県屋木材有限会社を設立しました。戦後復興のムーブメントの中、地域のため、日本のため、人々の暮らしを少しでも良くしようと取組んできました。 |
1976 | 製材のみならず、倉庫を新設して木材センター業務を開始し、流通事業の拡大を狙います。国産材、外国産材含め木材の選択肢の幅を広げ、さらに支店も増設し、より広範囲の人の住まいの改善を考えています。 |
1985 | 暮らしを改善するために建材部を新設し、新建材の取扱いを開始することで、住まいのトータル提案ができる体制に整備していきました。木材だけでなく、暮らし全体を考える会社に方向転換をしました。 |
1997 | 無垢フローリングのメーカー「旭商事㈱」を設立し、床材メーカーとしての事業を開始。これにより、暮らし全体を考える中で、独自のモノづくりを通じ、幅広い提案が出来る会社に発展させたいとの思いを実現しました。 |
2001 | 「江間忠ウッドベース㈱」を合弁にて設立し、プレカット事業にも参入しました。手加工の技術は大事にしながらも、機械加工導入による効率的な家づくりの方法を模索しました。 |
2010 | 木材分野でも新たなジャンルとして銘木・一枚板の取扱いを始めました。どの材木屋でも扱うものではない、専門的な品揃えを強化し、特殊材などどんなものでも扱えるという材木屋としての差別化を狙いました。 |
2016 | 岐阜を中心とした地元だけでなく、広域流通展開を見据え、フランチャイズ案件に対応できる全国対応の木材・建材流通事業を考え始めました。「ジブンハウスマテリアル㈱」を設立し木材・建材の提案について全国に視野を広げました。 |
2018 | 木材活用の幅を広げ、既製品にない木材の提案を実現するべく、造作工場の「板蔵ファクトリー㈱」を設立し現場に合わせたオーダーのモノづくりを開始しました。全国・海外に向けて日本の手仕事によるモノづくりを提案していきます。 |
2019 | 産学官連携サプライチェーンによる「ぎふの木ネット協議会」を設立し、事務局として協議会運営を開始しました。創業100周年を経て、今後の100年に向けて社会的価値のある材木屋として存続するために、地域の森づくりや持続的な資源循環を叶える流通を考え始めました。 |
2021 | コロナ禍を経験し、工務店やビルダーの仕事のサポートの仕方を一部変革しました。「デジタル展示場MOKUTOWN」サービスを開設し、オンライン上でのVRモデルハウス活用等によりDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めました。 |
ビジョン2030に向けて
未来を生きる材木屋としての社会の中での在り方を考え、ミッション、ビジョン、バリューの再定義を行いました。
ミッション(企業の存在意義 WHY)
豊かな森と人の共生を実現する、快適で安心な木質空間の創造。
ビジョン(あるべき姿WHAT)
「GOOD COMPANY」
- 商品力GOOD
世界中の木材の調達能力、供給能力を高める。安全性、機能性、環境性を考慮した木構造を提案する。 - 現場対応力GOOD
現場ファーストの現場遂行能力を磨き続ける。課題解決できるコミュニケーション能力を高める。 - 会社内容GOOD
社員の生活を守るため、財務内容の強靭化に努める。風通しの良い社内組織づくりを行う。 - 待遇GOOD
社員の待遇改善を常に考える。常に一歩先の未来のための事業再投資を考える。 - 環境にGOOD
持続可能な資源循環を叶える木材を提案する。環境負荷の少ない空間設計を考える。 - 地域創生にGOOD
岐阜県産材の活用を通じ、岐阜の森を豊かにする。雇用、取引、業務全般を通じて地域の人と経済に貢献する。
バリュー(価値基準と行動指針HOW)
「熱意・協力・感謝」
- 熱意
挑戦し続ける(仕事への好奇心、やりがいを持つ、課題を改善する、新しい事に取組む)
自分を磨いて成長する(スキルを磨く、人間力を磨く、理想の未来を描く) - 協力
変化を理解し、受け入れ、考える(時代の変化、人の変化、考え方の変化、仕事内容の変化)
ダイバーシティを許容する(考え方、得意不得意、仕事の仕方、ふるまい) - 感謝
人に感謝の気持ちを持つ(チームを大事に、取引先を大事に、家族・知人を大事に)
地球環境への改善意識を持つ(SDGs、カーボンニュートラルを叶える方法)
DNA
我々は、材木屋であり、木材のエキスパートであることを自覚する。
木材への好奇心と探求心を持ち続け、木材の未来を熟考する。